1.中央線
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史
君の家のほうに 流れ星が落ちた
僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る
今頃君は 流れ星くだいて
湯舟に浮かべて 僕を待ってる
走り出せ 中央線
夜を越え 僕を乗せて
逃げ出した猫を 探しに出たまま
もう二度と君は 帰ってこなかった
今頃君は どこか居心地のいい
町を見つけて 猫と暮らしてるんだね
走り出せ 中央線
夜を越え 僕を乗せて
2.在広東少年
作詞:矢野顕子
作曲:矢野顕子
黒い瞳の中に 赤い花が咲いて
黒い瞳の中に 黄色い風が吹く
黒い瞳の中に 海の水が揺れて
黒い瞳の中に 白い壁が崩れる
おまえはほほえむ
わたしにむかってほほえむ
目が見えないわたしに
ふくらんだ指の中に 電話のベルが鳴り
ふくらんだ指の中に ジェット機が墜ちる
おまえはうたう
わたしにむかってうたう
耳がこわれたわたしに
おまえはほほえむ
わたしにむかってほほえむ
目が見えないわたしに
3.しようよ
作詞:森浩美
作曲:Jimmy Jhonson
この頃さ 少しずつ君とうまくいかない 理由は何だろう?
背中とか痒いのに手が届かない感じ ま、そんなところかなぁ…
忙しくなってろくに話す暇さえ なくなったなんて嘘だろう?
これじゃ本当にマズいなって思ってる あぶないね
微笑みに 分かった顔しないでさ
いつだって 気持ち素直に伝えよう
正直に とにかく何でも隠さずに 話をしようよ
時々は疲れてさ ちょっと面倒になって 適当に答えて
そこんとこ分かるって そうごまかしながらで 困ったもんだね
毎日楽しいことばかりじゃないし もうほとんど繰り返しで
話すネタだって探すのに苦労するけど 努力しよう
微笑みに 分かった顔しないでさ
いつだって 気持ち素直に伝えよう
正直に とにかく何でも隠さずに 話をしようよ
しあわせが 逃げてゆかないように
いつまでも 僕等笑って暮らそうよ
今すぐに 最初から始めてみよう きっと簡単さ
なんとなく 分かった顔しないでさ
もう一度 ふたり出会ったときみたい
正直に とにかく何でも気づいたら 話をしようよ
しあわせが 逃げてゆかないように
いつまでも 僕等笑って暮らそうよ
今すぐに 最初から始めてみよう きっと簡単さ
話そうよ 目をみれば分かるなんて ちゃんと言わなきゃ分からない
君がいなけりゃ淋しい
正直に どんなことでもかまわない 話をしようよ
僕はただ君のことやっぱり好きで好きで… 君はどうなんだろう?
もし僕と同じなら今からふたりもっと 話をしようよ…
4.SUPER FOLK SONG
作詞:糸井重里
作曲:矢野顕子
I READ THE NEWS TODAY, OH BOY
恋に遠慮はいらないけれど
遠慮は恋が嫌いです
逢いたい気持は夜の道
人目忍んで野球帽
特に名は秘すロミオ様
ほんとの名前はマサル君
逢いたさ見たさの急ぎ足
ライト点けずにラッタッター
花も恥じらうジュリエット
村でも1・2のミドリちゃん
親と親とは敵どうし
選挙のたびになぐりあい
人の恋路は曲り道
そそぐ油でまた燃える
愛は後悔しないものです
後悔は先に立ちません
星も輝く空気もいい
キツネもタヌキもお嫁入り
勇気リンリンロミオ様
汽車の切符をにぎりしめ
「いざとなったら貯金箱こわしていいわ」
とジュリエット
山は紅 明日は雪
三月桜の夏の夢
牛と馬とでお見送り
豚はクールに背を向けた
味方もあれば敵もある
各駅停車の逃避行
愛は優しくはかないもので
はかなきゃ夜空が身にしみる
かえすがえすも残念なのは
残り時間のやるせなさ
イマジネーションふくらまし
ハッピー・エンドにしておくれ
ハッピー・エンドにしてください
5.恋は桃色
作詞:細野晴臣
作曲:細野晴臣
ここがどこなのか どうでもいいことさ
どうやって来たのか 忘れられるかな
土の香りこのペンキのにおい
壁は象牙色 空は硝子の色
夜をつかって辿り着くまで
陽気な唄を吐き出しながら
闇へとつっぱしる火の車
赤いお月様と鬼ごっこ
ここは前に来た道
川沿いの道
雲の切れ目からのぞいた
見覚えのある街
トゥー トゥー トゥー
おまえの中で 雨が降れば
僕は傘を閉じて濡れていけるかな
雨の香りこの黴のくさみ
空は鼠色 恋は桃色
6.NEW SONG
作詞:矢野顕子
作曲:矢野顕子
いま やわらかな光が
ほら わたしたちをつつむ
くらやみの夜も ゆううつな日も 思い出さない
いま たからかなオーケストラ
ほら わたしたちにうたう
きずついた心 にじんだ涙 あとかたもなく
街をはなれれば もう
淋しさは 風にとけてゆくから
いま ひとりぼっちじゃない
ほら 忘れてはいけない
どんなことでも どんな時でも 分け合えるから
ここに生きるよろこび
だきしめてるから はなさないでね
ここに生きるよろこび
わたしたちの中 ふくらんでゆく
7.椰子の実
作詞:島崎藤村
作曲:大中寅二
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を離れて
汝はそも 波に幾月
旧の樹は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
ひとり身の 浮寝の旅ぞ
実をとりて 胸にあつれば
新たなり 流離の憂い
海の日の 沈むを見れば
激り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん
8.雷が鳴る前に
作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之
突然雨が降り出して
僕のリュックと肩がにじんで
何だか急に君に
会いたくなった
駅前のTAXI乗り場は
明日の休み知ってる人達
笑顔の比率が高い
僕は明日も早い
とにかく公衆電話まで行こう
確かコンビニが近くにあった
憶えたて君の番号
もうソラで言えるかな!?
次の雷が鳴るまでに
数を数えたあの頃は
まだ君を好きになるなんて思わなかった
雷鳴が記憶のジャマをするけど
なんとか思い出すよ
こういう気持ち”セツナイ”と言うんだろ?
そっちも雨が降ってるの?
ホラまた今 空光った
ごめん いざとなると急に
テレてしまう
こんなことをしてるうちに
新しい靴がもうビショぬれ
「次の雷が鳴る前に
言ってと君が笑う」
例えば紙くずを投げ入れたり
横断歩道を渡るときに
何か1つルールを決めて
願いをかけたりしてる
だから雷が鳴る前に
僕の想いを全部言うよ
雨をよける傘よりも君が大切なんだ
こんなにびしょ濡れだけど
雨やどりしている気分だよ
もう少しだけ 僕と話していて
次の雷が鳴る前に
僕の想いを全部言うよ
雨をよける傘よりも君が大切なんだ
こんなにびしょ濡れだけど
雨やどりしている気分だよ
もう少しだけ 僕と話していて
9.さようなら
作詞:谷川俊太郎
作曲:谷川賢作
ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どおしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになればほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
ひとりでいかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
10.愛について
作詞:友部正人
作曲:友部正人
壁に二つの影が映っている
子と母の二つの影が映っている
二人は自転車をこいで 今、家へ帰るところ
子は母に話しながら 母は子にうなずきながら
子に父はいなく 母に夫はいない
父も夫もいない夜道を
二人はゴムまりのようにはずんでいく
ぼくには愛が二つの
ゴムまりになったように見える
父のいない子は 愛について考えつづける
夫のいない母も 愛について考えつづける
愛について考えることで 二人は結ばれている
道ばたである日
星のように遠いはずの男とすれ違う
愛のことを考えながら
子と母と、男は道端ですれ違う
星のように遠い場所から
その夜、男は子と母に電話をかける
愛のことを考えながら 子と母は生きていく
愛のことを考えながら 男もまた生きていく
遠く離れた場所にいて
どちらも愛について考えている
つかまえた、と壁に映った子の影が言う
つかまえた、と壁に映った母の影が言う
子と母は自転車をこいで 家へ帰って行く
つかまえた、とつぶやく二つの影を
道ばたの壁の上に残して
11.HOW CAN I BE SURE
作詞:Felix Cavaliere・Eddie Brigati
作曲:Felix Cavaliere・Eddie Brigati
How can I be sure
In a world that's constantly changing
How can I be sure
Where I stand with you
Whenever I whenever I-I'm away
From you-I want to die
Cause you know I wanna stay with you
How do I know maybe you're trying to use me
Flyins too high can confuse me
Touch me but don't take me down
Whenever I whenever I-I'm away
From you-my alibi
Is tellin' people I don't care for you
Maybe I'm just hanging around with my head
upside down it's a pity
I can't seem to find someone who's
as pretty and lovely as you
How can I be sure
I really really really want to know
I really really really want to know
How's the weather
Whether or not we're together
Together we'll see it much better
I love you I love you forever
You know where I can be found
How can I be sure
In a world that's constantly changing
How can I be sure
I'll be sure with you
12.ニットキャップマン
作詞:糸井重里
作曲:岡田徹
山田川(さんだがわ)のほとりのテトラポットのとぎれる所
三畳くらいの空き地があって そこにフジオさんが住んでいた
うすら寒い三月 テトラポットのすきまの穴に
パチンコ帰りの散歩してた 僕が落ちて足をくじいた
ずぶぬれの僕を背負い 家まで
連れていってくれた オー フジオさん
川岸を息を荒げ 家まで
急ぎ足で歩く オー フジオさん
ダシの効いた感じのニットキャップのお似合いな人
常田富士男にそっくりなので ぼくはフジオさんと呼んでいた
やがて夏が来たけど ニットキャップはかぶったままで
煮しめたみたいなTシャツ着てた(m m m) フジオさんは生きていた
知り合ってから何か月 ンー ぼくらは
女のことだとか バクチのこと
くだらない話したり ビールを
炊んで川を見てた オー フジオさん
知り合って 6ヶ月で オー 別れた
女たちはいたが オー フジオさん
死んじまつた 男なんて ンー いないよ
誰に知らせようか オー フジオさん オー フジオさん
いつもつながれていた雑種ドックが 声をからして
たぶん助けを呼んでたのだろう ぼくはフジオさんを見つけた
山田川のほとりのテトラポットのとぎれる所
三畳くらいの空き地のそばで そばでフジオさんが死んでいた
誰に会いたかったのか? オー フジオさん
墓はどこにしようか オー フジオさん
犬はどうしようか オー フジオさん
誰に知らせようか オー フジオさん
オー フジオさん
オー フジオさん
13.PRAYER
作詞:矢野顕子
作曲:Pat Metheny
夕暮れの光が溶けて消えないうちに
あなたの名前を呼んでみる
ゆれうごく街 ひとりたたずんでいる時
あなたのことを 思ってる
時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく
私の目が閉じられてゆく時が来ても
あなたの声も 指先も 心も
愛に包まれているように
時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく
祈ることだけ
今 強く願うことだけ
あなたが 今日も 明日も いつまでも
愛に包まれているように
14.ばらの花
作詞:岸田繁
作曲:岸田繁
雨降りの朝で今日も会えないや
何となく
でも少しほっとして
飲み干したジンジャーエール
気が抜けて
安心な僕らは旅に出ようぜ
思い切り泣いたり笑ったりしようぜ
愛のばらを掲げて 遠回りしてまた転んで
相づち打つよ 君の弱さを探す為に
安心な僕らは旅に出ようぜ
思い切り泣いたり笑ったりしようぜ
僕らお互い弱虫すぎて
踏み込めないまま朝を迎える
暗がりを走る 君が見てるから
でもいない君も僕も
最終バス乗り過ごしてもう君に会えない
あんなに近づいたのに遠くなってゆく
だけどこんなに胸が痛むのは
何の花に例えられましょう
ジンジャーエール買って飲んだ
こんな味だったっけな
ジンジャーエール買って飲んだ
こんな味だったっけな
安心な僕らは旅に出ようぜ
思い切り泣いたり笑ったりしようぜ
15.電話線
作詞:矢野顕子
作曲:矢野顕子
細い声をのせた電話線は
夢中で空を かけてゆくの
やまぶき色の気流にのって
すみれ色の湖をこえて
あなたの耳へ
どんなに遠くはなれていても
私の心は ついてゆく
あなたを守るため
あなたをつつむため
微笑んでもらうため
あなたの耳へ
舞いおちた涙をかき集めて
手の平にのせて 私にください
そのかわり 暖かな歌を
うたって あげるから
どこかに置き忘れた言葉を
つなぎとめる 鍵をなくし
とびうお色の雲の中を探しつづけ
あなただけに歌う
あなたの耳へ
くだけ散った夢のかけらは
少しづつ 集めていきましょう
アネモネ色の光はなち
くちなしのにおい まき散らして
あなたの耳へ―――。
16.あしたてんきになれ - 雨ふり - 相合傘 ※(CD/SACDハイブリッド仕様)
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